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大人の歯が
生えてこない場合

大人の歯が生えてこない原因

大人の歯が生えてこない原因として、主に先天性欠如と埋伏歯の2つがあげられます。先天性欠如とは、生えてくるべき永久歯が生えてこないことをいいます。埋伏歯とは、歯ぐきや骨に歯が埋まってしまい生えてこない状態のことをいい、歯が骨の中でできていく過程で何らかの原因により起こってしまいます。埋まってしまっている歯が他の歯の根に当たると悪い影響が出る可能性もあるので、治療を行う必要があります。

埋伏歯の症状

歯が生えてこないだけで、痛みなどはほとんど伴いません。しかし、永久歯が生えてこないことで噛み合わせや歯並びが悪くなり、のう胞ができたり、歯ぐきが炎症や細菌感染を起こしてしまうこともあります。また、埋伏歯の位置や生える向きに異常がある場合が多く、埋まっている歯が周囲の歯にぶつかり、歯の根っこの部分を溶かしてしまうこともあります。

埋伏歯の治療時期

埋伏歯の根っこが完全にできてしまった場合や、根っこが湾曲してしまった場合は、埋伏歯が動かなかったり骨性癒着してしまうことがあります。その為、根っこができる7歳くらいを目安に処置することをおすすめさせていただきます。

埋伏歯の処置方法

当院では、まず歯が並ぶスペースを確保して、自然に歯が生えてくるのを待ちます。
それでも動かない場合には、埋伏歯を開窓・けん引してから矯正治療を行い並べていきます。